JR東海「歩いて315系を見に行く」ウォーキングイベント リニア・鉄道館の見学も



JR東海は同社のウォーキングイベント「さわやかウォーキング」の30周年を記念し、1月と3月に「鉄道満喫コース」を2回実施する。新型車両やリニア・鉄道館の見学が含まれる。

JR東海の315系。【画像:JR東海】

1月22日は「緑道でハニワ達がお出迎え春日井ウォーキング~祝!3月デビュー315系車両~」と題したウォーキングコースを設定。中央本線の春日井駅からスタートする。コース途中で立ち寄る車両基地の神領車両区では、新型車両の315系が展示される。同車両区と神領駅の周辺では、運転士や車掌、車両区の社員による「おもてなし」が用意される。

3月27日は「桜の名所荒子川公園からリニア・鉄道館を目指して」と題したコースを実施。名古屋臨海高速鉄道あおなみ線の荒子川公園駅をスタートし、ゴール地点のリニア・鉄道館内では運転士や車掌による「おもてなし」を用意するという。これら二つのコースでは、いずれも子供用制服の着用体験が実施される。

ほかにも、JR線沿線の神社仏閣を訪ねる「新春!開運祈願コース」(9コース)、渋沢栄一や徳川家康、徳川慶喜、北条氏、源頼朝など歴史上有名な人物ゆかりの地をめぐる「歴史探訪コース」(4コース)などを設定。1月15日から3月27日の土曜・休日に実施する。

いずれのコースも参加費は無料で予約は不要。新型コロナウイルスの感染状況により中止、変更する場合があり、各コースの開催可否は当日6時以降、JR東海のテレフォンセンターやさわやかウォーキングの公式ツイッターで案内される。

315系は3月5日から運転される予定の普通列車用の新型電車。モーターを駆動する電力変換装置に高効率のSiC素子を採用するなどして省エネルギー化を図り、バリアフリー設備の充実やセキュリティー設備の強化、AIを活用した冷房機能の向上や座り心地の向上を図った。これにより旧型の211系や213系、311系を更新。JR東海の保有車両から国鉄時代に製造された車両がなくなる。

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