和田岬線「103系」3月11日午後~13日午前は運転せず 引退間際の運用変更



JR西日本は3月9日、山陽本線支線(和田岬線、神戸市)の車両運用を3月11日午後から13日午前まで変更し、103系電車のR1編成(6両)では運行しないと発表した。

和田岬線で運用されている103系のR1編成。【画像:写真AC】

R1編成で運行しないのは、3月11日の下り兵庫17時15分発→和田岬17時18分着から13日の上り和田岬9時25分発→兵庫9時29分着まで。3月12日は終日R1編成では運行されない。これ以降に運用が変更される場合、JR西日本はツイッターの運行情報で随時案内するとしている。

和田岬線では通常、103系のR1編成を使用。R1編成が検査などで使えない場合は207系電車が代走する。JR西日本の近畿統括本部によると、3月12日に網干総合車両所明石支所(兵庫県明石市)でR1編成の撮影会などを含む見学ツアーが行われるため、R1編成の代わりに207系で運行するという。

103系は1963年から1984年にかけ3400両以上が製造された国鉄の通勤型電車。東京や大阪など各地の都市路線で運用されていたが、現在運用されているのはJR西日本の和田岬線・加古川線・播但線とJR九州の筑肥線のみとなった。

在りし日の103系(武蔵野線)。【撮影:草町義和】
現在も残る103系はR1編成を除き外観が大きく変わっている(加古川線)。【画像:TAKASANshot/写真AC】

このうち和田岬線で運用されているR1編成は登場時の原型を比較的多くとどめていて鉄道マニアのあいだでは人気が高かったが、今年2023年3月18日限りで引退することが決まっている。

※追記:タイトルに誤りがあり修正しました。(2023年3月10日21時21分)

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