JR北海道は6月3日、普通列車用の新型車両「H100形」の一部を観光列車に改造する方針を明らかにした。
同社が同日公表した本年度2022年度の目標設定によると、第2四半期(7~9月)にH100形を8両導入。第3四半期(10~12月)には「H100形気動車の観光列車化改造(4両)」を盛り込んだ。このほか「2両ワンマン電車の導入(4両)」も第3四半期の実施項目として盛り込まれている。
H100形は2020年にデビューした気動車。ディーゼル発電機でモーターを回して走る電気式で、基本設計はJR東日本のGV-E400系と同じ。国鉄時代に導入された気動車キハ40形の更新を目的に開発された。今年2022年4月1日時点では75両が函館本線や室蘭本線、宗谷本線、石北本線の各地で運用されている。
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