JR西日本ICカード「イコカ」関西本線の亀山まで拡大 JR東海「トイカ」と接続



JR西日本は2月26日、同社のICカード「ICOCA」(イコカ)のエリアに関西本線の亀山~加茂間を加えると発表した。JR東海のICカード「TOICA」(トイカ)のエリアにまたがるIC定期券も発売する。サービス開始は2021年春の予定。

2021年春からイコカが利用できるようになる区間。【画像:JR西日本】

利用できるICカードはイコカのほか、全国相互利用サービスに対応した交通系ICカード。エリア拡大区間の駅のうち亀山駅(三重県亀山市)はJR東海とJR西日本の境界駅で、イコカとトイカのエリアが接続することになる。両エリアをまたいで利用することはできないが、定期券については両エリアをまたいで利用できるIC定期券を発売するという。

JR西日本はエリア拡大に伴い、亀山~加茂間の普通列車で運用しているキハ120系気動車に車載型ICカード改札機を搭載。運転士のみ乗務する昼間のワンマン運転時には、乗車時に列車後方のドアの脇にある改札機にタッチし、下車時に運転台後方にある改札機にタッチすることで運賃が差し引かれる。

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