広島電鉄「サンフレ電車」全面リニューアル車、2月14日から 車内はコラボデザイン



広島電鉄は2月7日、「P3 HIROSHIMA」ラッピング電車の全面的リニューアルの第1弾として、「サンフレッチェ広島電車」を2月14日から運行すると発表した。

「サンフレッチェ広島電車」(リニューアル後)のイメージ。【画像:広島電鉄】

車両は3車体連節・超低床式の5100形電車。従来の部分ラッピングと異なり車体全体を装飾したフルラッピングになる。プロサッカークラブ「サンフレッチェ広島」のマスコット「サンチェ」「フレッチェ」が路面電車とともに走り回るように見せることで躍動感が増す工夫を凝らしたという。

車内も「サンチェ」「フレッチェ」を散りばめるように装飾。車内でサッカーをしているようなデザインに仕上げた。また、広島電鉄とサンフレッチェ広島のコラボデザインの「サンチェ」「フレッチェ」も描いた。このコラボデザインは「サンフレッチェ広島電車」の車内でしか見られないという。選手やアンバサダーによる電停案内(1号線の一部電停)やマナー喚起などのアナウンスも引き続き流れる。

車内装飾のイメージ。【画像:広島電鉄】

2月14日からおもに1号線・広島駅~紙屋町東~広島港で1日7~8往復運行される。初日の2月14日は11時から11時30分まで、千田車庫構内でお披露目式が行われる予定だ。

「P3 HIROSHIMA」は広島県を本拠としている広島交響楽団・広島東洋カープ・サンフレッチェ広島の3団体による地域活性化プロジェクト。広島電鉄はこのプロジェクトをPRするラッピング電車を運行している。

このほど全面的なリニューアルが計画され、リニューアルにかかる費用の一部はクラウドファンディング(CF)で調達した。今後は3月に広島カープのラッピング車の運行が始まる予定。広島交響楽団のラッピング車は4月から運行開始の予定だ。

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