蒲原鉄道「モハ11」塗装完了の披露イベント 五泉で保存30年以上、CFで修繕



新潟県五泉市は3月25日、村松城の城跡公園で静態保存している電車「モハ11」の塗装修繕工事が完了するのを記念したイベント開催する。

五泉市の城跡公園で保存されている蒲原鉄道のモハ11(2008年)。【撮影:草町義和】

まず10時から車両を披露する竣工式を開催。市長あいさつや来賓祝辞、テープカットを行う。ヘッドマークをあしらったオブジェクトを車両の近くに配置。先着300人には記念バッヂを配布する。

このほか、10時30分~12時に写真撮影会を実施。9時30分から現地テントで30組まで受け付ける。プロの写真家による撮影指導もある。一眼レフカメラかデジタルカメラを持参するように呼びかけており、インスタントカメラや携帯電話での参加は遠慮してほしいとしている。

モハ11は蒲原鉄道線・加茂~村松~五泉が全線開業した1930年、日本車両東京支店が製造。蒲原鉄道の車両としては初の半鋼製車両だった。1985年の加茂~村松の廃止に伴い引退し、翌1986年から城跡公園で保存されている。

保存開始から30年以上が過ぎたが補修は一度も行われず、当初は野ざらしの状態で保存されていたこともあって車体の腐食が進んでいた。このため屋根の防水や車体の塗装、ドアや窓などの修繕を行うことに。昨年2022年にクラウドファンディングが実施され、修繕費の一部を確保した。

2008年の時点でも車体の腐食が激しかった。【撮影:草町義和】

蒲原鉄道の保存車両では加茂市内のスキー場で保存されているモハ1も車体全体を覆う屋根が整備され、CFで整備資金を調達している。

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