名鉄の犬山遊園駅に「パブリックアート」木曽川のイメージや桃太郎伝説のオブジェ



名鉄は犬山遊園駅(愛知県犬山市)にパブリックアートを設置し、2月3日に公開した。観光庁の2022年「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」の一環。

木曽川の流れをイメージして装飾したという犬山遊園駅の駅舎。【画像:名鉄】

駅舎は木曽川の流れをイメージして装飾。地域住民から募集した犬山の歴史や思い出を反映させた影絵を設置した。待合スペースには桃太郎伝説に登場するイヌ・サル・キジのオブジェをあしらった歓待アートを設置。アートには16個のきび団子をちりばめた。

桃太郎伝説に登場するイヌ・サル・キジのオブジェも設置された。写真はサルのオブジェ。【画像:名鉄】

パブリックアートは道路や公園など公共空間に設置される芸術作品。名鉄はアートという付加価値を加えることで、犬山市内の周遊における観光スポットの一つとして「訪れて楽しい駅」「地域住民の方にも愛される駅」となることを目指すとしている。

犬山遊園駅は犬山線の犬山~新鵜沼にある犬山橋南側の駅。付近には犬山城や日本モンキーパークなどがあるほか、北東へ約2.4kmの場所には岡山などと同様に桃太郎伝説が伝わる桃太郎神社がある。名鉄は犬山遊園駅を犬山駅に次ぐ観光の拠点駅と位置付けている。

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