西武鉄道は1月19日、2000系電車の車体色を茶色に変更した「西武鉄道創立110周年記念トレイン」を運行すると発表した。
2000系のうち8両編成1本（第2069編成）を使用。デハ5560形電車をモデルカラーとして車体の塗色を茶色に変更する。1月24日から当面のあいだ、池袋線・豊島線・狭山線・西武秩父線で運行される予定。運行時は「西武線アプリ」で走行位置の情報を提供し、茶色い2000系のアイコンで走行位置を表示する。
現在の西武鉄道は110年前の1912年5月7日に設立。当初の社名は武蔵野鉄道で、1915年に現在の池袋線・池袋～飯能が開業した。1945年に現在の新宿線などを運営していた西武鉄道（初代）を合併して西武農業鉄道に改称。翌1946年に現在の社名に改称した。
デハ5560形は1928年に武蔵野鉄道が導入した電車。西武鉄道によると、当時としては珍しい横幅約1mの大きな側面窓が特徴的で、一部の座席にクロスシートを導入。翌1929年には飯能～吾野が開業し、吾野などへの観光輸送にも適した車両として1959年まで運用されたという。
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