東濃鉄道「開業100周年」イベント バス車両の展示・撮影会、廃線跡ウォーキングも



東濃鉄道(東鉄バス)は駄知鉄道(のちの東濃鉄道駄知線)の開業100周年を記念し、5月28日に「東濃鉄道ファンフェスタ」を旧・土岐営業所(駄知車庫、岐阜県土岐市)などで開催する。

「東濃鉄道ファンフェスタ」の案内。【画像:東濃鉄道】

東鉄バスのバス車両の展示・撮影会(9時~10時20分、参加費1000円、予約不要)や「ちびっ子縁日&お楽しみイベント」(10時30分~16時)、駄知線の写真・資料のパネル展(10時30分~13時)、バスの部品・グッズ販売、鉄道の切符を模した記念乗車券の販売(10時30分~16時)などが行われる。

このほか、土岐市駅前から旧・駄知駅まで歩く「旧駄知線廃線跡ウォーキング」(受付:8時30分~10時30分)を実施。観光バスに乗って駄知線跡を巡るツアー(5800円、要事前予約)も開催される。

駄知線は駄知鉄道の路線として1922年から1928年にかけ土岐市~東駄知間が開業。戦時中の1944年、駄知鉄道や笠原鉄道などの合併により現在の東濃鉄道が発足した。駄知線は1972年の水害で橋梁が流出して営業を休止し、1972年に廃止。旧・笠原鉄道の笠原線も1978年に廃止され、現在の東濃鉄道はバス事業のみ行っている。

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