JR貨物コンテナ弁当「第2弾」は特別塗装の19D形 実物は50個だけ



淡路屋は来年2023年1月7日から「JR貨物コンテナ弁当」の第2弾として「明石の鯛めし編」を発売する。

緑色の特別塗装が施された19D形コンテナ。【撮影:草町義和】

容器は前回と同じJR貨物の19D形コンテナだが赤紫色から緑色に変わった。これは2009年に鉄道コンテナ輸送が50周年を迎えたのを記念し、50個だけ製造された特別塗装の19D形を模したもの。中身は明石の名物料理「たいめし」を盛りつけた。

価格は1600円。淡路屋各店のほか京阪神エリアのおもな駅の駅弁販売店、東京駅の駅弁店「祭 グランスタ店」で販売される。このほか、淡路屋のオンラインストアでも販売。1月7日から22日まで開催される京王百貨店新宿店のイベント「第58回 元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」での販売も予定されている。

第1弾は19D形の標準色である赤茶色(奥)。第2弾は50周年記念の特別塗装を施した緑色の19D形(手前)を模した。【画像:淡路屋】
名前通り「たいめし」を盛りつけている。【画像:淡路屋】

淡路屋は今年2022年1月、「JR貨物コンテナ弁当 神戸のすきやき編」を発売。JR貨物の協力を受け、19D形コンテナを模した容器に甘辛のすき焼きを盛りつけた。淡路屋によると、予想をはるかに上回る大ヒット商品になり、その後もSNSなどを中心に第2弾の要望を多数寄せられていたという。

日本の鉄道コンテナ輸送は1959年に始まり、まず東京と大阪を結ぶコンテナ専用貨物列車「たから」が運転開始した。このとき国鉄が導入したコンテナは淡い緑色を採用。のちに黄緑色に変わり、国鉄コンテナの標準塗装となった。

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