JR四国「多度津工場」登録文化財を巡るツアー 海軍航空隊格納庫を移築した食堂も



「なつかし多度津のまち歩きとJR多度津工場内登録有形文化財特別公開」のPRイメージ。【画像:JR四国】

JR四国は「なつかし多度津のまち歩きとJR多度津工場内登録有形文化財特別公開」と題したツアーを企画した。実施日は7月10・11日の2回でいずれも日帰り。

多度津の江戸時代から残る古い街並みを地元ガイドとともに散策するほか、JR四国の多度津工場内にある登録有形文化財7棟を産業遺産学会の案内人とともに巡る。

旅行代金は5800円で、募集人員は各日25人(最少催行20人)。JR四国の旅行商品サイト「JR四国ツアー」などで申し込みを受け付ける。

多度津工場は1889年に開業した旧・多度津駅の構内に設けられた車両工場。歴史の古い建物がいまも多数残っている。2009年に工場内の建造物が近代化産業遺産に認定されたほか、2012年には国の登録有形文化財にも登録された。

工場内で最も古い建造物「職場15号」は、明治時代の1888年建築だが現役の作業場。旧西条海軍航空隊の格納庫を1948年に移築した「会食所1号」も、社員食堂として使われている。

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