鉄道の空撮写真「空鉄」で知られる写真作家・吉永陽一さんの写真展「地上絵」が6月15日から7月2日まで、コミュニケーションギャラリーふげん社(東京都目黒区)で開催される。開催直前となった前日の6月14日、設営が完了した会場の写真が吉永さんから鉄道プレスネット編集部に届いた。
2008年から今年2023年まで15年間、国内外で撮影した空撮写真約40点を展示。今回は鉄道だけでなく田園風景や団地、デパートの屋上など「色彩や造形にフォーカスした空撮写真」(ふげん社)も発表する。
「地上絵」開催期間中の6月17日、吉永さんと写真家・土田ヒロミさんのギャラリートーク(参加費1000円)を開催。7月1日には落語家の古今亭駒治さんによる鉄道落語会(参加費2000円)が開かれ、吉永さんがゲスト出演する。いずれも会場観覧のほかオンライン配信も行われる。
開催時間は火~金曜日の12~19時と土・日曜の12~18時。月曜は休廊。6月16日はナイトギャラリーとして12~20時に拡大される。7月1日の14~16時はイベント開催のためイベント参加者のみ入場できる。
ふげん社はJR山手線・目黒駅の西口から東急バス黒01・02・07系統で元競馬場前停留所下車、徒歩1分。
吉永さんは1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型の製作会社や空撮会社を経てフリーに。2008年から鉄道の空撮に取り組んでおり、2011年に初の個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに鉄道の空撮写真を発表している。過去には『鉄道プレスネット』記者の草町義和とともに沖縄県営鉄道の廃線跡や未成線の戸井線(北海道)などを取材したことがある。
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