芳賀・宇都宮LRT「駅名標」「デザインシート」決定 全19停留場の「特色」表現



宇都宮市は10月31日、芳賀・宇都宮LRTの全19停留場に設置する駅名標と壁面のデザインが決まったと発表した。壁面は各停留場ごとに周辺地域の特色を表現した写真・イラストを使ったデザインシートで装飾。停留場の「個性化」を図る。

宇都宮駅東口停留場の駅名標・デザインシート。【画像:宇都宮市】

公表された駅名標・デザインシートのイメージによると、黒をベースに白字で停留場の名称(漢字・ひらがな・ローマ字)を表記。停留場の番号も表記する。

デザインシートは起点の宇都宮駅東口停留場の場合、大谷石やギョウザなど6点の写真を使用し、宇都宮の特徴を表現。平石中央小学校前停留場は、付近にある小学校2校の児童たちが撮影した学校・地域の写真を使った。デザインはLRT沿線6地区でワークショップを実施して決めたという。

平石中央小学校前停留場は小学校に通う児童が撮影した写真を使用した。【画像:宇都宮市】

デザインシートのシート内には企業・団体の名称やロゴマークを表示できるスペースを設け、寄付を募集する。寄付金額は1枠につき25万円で掲出期間は5年間。宇都宮市内か芳賀町内に事業所のある法人か地元地域団体が応募できる。募集締切は12月16日17時。

芳賀・宇都宮LRTは宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地の14.6kmが来年2023年8月に開業予定。宇都宮市と芳賀町が施設を保有し、第三セクターの宇都宮ライトレールが運行する。今年2022年11月17日に初の試運転が行われる予定だ。

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