五能線・岩館~深浦「12月前半」再開へ 全線は試験しながら復旧へ JR東日本



JR東日本の秋田支社は10月31日、一部区間の運休が続く五能線(秋田県・青森県)について、12月前半に県境部を含む岩館~深浦の運転再開を目指すと発表した。

五能線の深浦駅。【画像:掬茶/wikimedia.org/CC BY-SA 4.0】

五能線は8月の大雨の影響で橋梁が損傷するなど大きな被害が発生。岩館~深浦~鰺ケ沢の区間で運転を見合わせている。このうち岩館~深浦は線路設備などの復旧工事が進行中で、12月前半にも運転再開できる見込みになった。

残る青森県内の深浦~鰺ケ沢について秋田支社は再開時期のめどを示していない。同支社によると線路設備などの復旧を進めているが、とくに被害の大きい橋梁の復旧作業は修補が必要な橋脚の安定性を試験で確認しながら施工計画を策定するという。

《関連記事》
磐越西線・喜多方~山都は来春「復旧」へ 8月の大雨で橋梁が倒壊
JR東日本、100円得るのに「2万円」かかった路線も 輸送密度2000人未満の収支