西鉄天神大牟田線「廃線」高架化で撤去の線路歩けるイベント、無料切符の配布も



西鉄は9月10日、天神大牟田線の春日原駅付近(福岡県春日市)で「廃線ウォーク」を実施する。高架化で使われなくなった地上の線路を歩く企画。春日市に隣接する大野城市の市制50周年記念イベント「まどかマルシェ」の一環で、天神大牟田線を無料で利用できる切符も配布される。

「まどかマルシェ」の案内図。春日原駅の白木原寄りで撤去予定の線路を歩ける。【画像:西鉄】

線路を歩ける区間は春日原駅の白木原寄りで春日原1号踏切から2号踏切まで約250m。開催当日、西鉄の春日原連立工事事務所(春日市春日原東町2-14-1)で参加を受け付ける。開催時間は10~17時(受付は9時から)。

このほか、当日は下大利・白木原・春日原の3駅で大野城市制50周年と天神大牟田線の高架化を記念した「西鉄電車記念無料乗車券」を配布。9月10日の9~18時(9時以降に入場、18時までに出場)に限り3駅間を無料で自由に乗り降りできる。

「西鉄電車記念無料乗車券」のデザイン。【画像:西鉄】

天神大牟田線は8月28日、雑餉隈・春日原・白木原・下大利の4駅を含む福岡市博多区南八幡町~大野城市下大利三丁目の約5.2kmが連続立体交差事業(連立事業)により高架化された。従来使われていた地上の線路は今後撤去される予定。

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