広島電鉄宮島線「100周年」ヘッドマークの掲出やグッズ販売など



広島電鉄は宮島線の開業100周年を記念して8月22日以降、記念ヘッドマークの掲出や記念グッズの発売などを行う。

記念ヘッドマークを掲出した5200形の想像画。【画像:広島電鉄】

記念ヘッドマークは100周年にあわせ制定したシンボルマークのシールを宮島線の全車両(35編成)に貼り付けて8月22日から運行する。シンボルマークは宮島線(2号線)を表す赤と沿線の海を表す青をベースとし、新しい広電宮島口駅舎と5200形「グリーンムーバーエイペックス」をデザインした。

シンボルマークのデザイン。【画像:広島電鉄】

記念グッズは方向幕をデザインしたキーホルダー(400円)や、路線図と沿線の名所・特産物などをデザインしたフェイスタオル(1200円)、歴代の車両をデザインしたクリアファイル(600円)を8月25日から広島電鉄の千田営業センターなどで販売する。このうちキーホルダーは全10種類で、中身が見えない形でランダムに販売。「定番の方向幕デザインのほか、レアデザイン、シークレットデザイン」も含まれるという。

記念キーホルダーの想像画。【画像:広島電鉄】

ほかにも、宮島線の沿線に関する情報交換・意見交換の行う企画「みやじません ヒト・コト トーク」(第1回は8月18日、以降2~3カ月に1回開催予定)などが行われる。

宮島線は1922年8月22日に己斐町(現在の広電西広島)~草津が広島瓦斯電軌(現在の広島電鉄)の路線として開業。1931年までに現在の広電西広島~広電宮島口が全通した。宮島への観光客輸送や草津漁港で水揚げされた鮮魚の輸送を担ったほか、広島瓦斯電軌は沿線に住宅地や遊園地などを整備して利用者の増加を図った。

広島電鉄は広島市内の道路に敷設された軌道で路面電車を運行しているが、宮島線は専用の敷地に線路を敷設した鉄道の扱い。電車の多くは広島市内の軌道に直通運転している。

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