三陸鉄道「夜行列車」9月に運行 盛から久慈へ163km、約9時間の行程



三陸鉄道(岩手県)は9月17日から18日にかけ三陸海岸沿いに縦断する夜行列車「さんりくあさかぜ号」を運行する。同社のリアス線全線163.0kmを約9時間かけて夜通し走る。

三陸鉄道の36-200形。【撮影:草町義和】

盛駅に9月17日20時40分集合。出発式やヘッドマークの取付を行ったのち、21時27分に発車する。23時に消灯。9月18日5時05分には大沢橋梁に到達し、5時20分の野田玉川駅で太平洋からの日の出を見る。6時20分、終点の久慈駅に到着の予定。

三陸鉄道では初期の車両になる36-100形と36-200形の2両編成を使用。4人用のボックスシートを二人で利用する。車内では地元食材の夜食の提供などが行われる。記念乗車証明書や久慈から盛までの乗車利用票(9月18日有効、途中下車可)が付く。

事前申込制で8月8日から三陸鉄道の旅客営業部(TEL:0193-62-7000、9時~17時30分)で受け付ける。募集人数は44人。参加費は一人あたり1万3000円で二人単位での受付になる。一人でも利用できるが、その場合は二人分の参加費が必要だ。

《関連記事》
JR東日本+私鉄など「3日間乗り放題」鉄道150年記念パス、東京~仙台往復より安く
西武線から秩父鉄道へ「夜行列車」運行 複雑ルートで豊島園や西武球場にも立ち寄り