大阪メトロは7月19日、中央線で「30000A系」の営業運転を7月22日から始めると発表した。中央線に新造車両が導入されるのは27年ぶり。2025年に開催される大阪万博に向け輸送力を増強する。
車両の低床化や優先座席の明確化など大阪メトロが進めているバリアフリー化を踏襲するとともに、ドア上部ワイド液晶ディスプレイを設置。乗換案内や駅設備案内などを表示し、4か国語による案内も行えるようにした。外観はこれまでのラインカラーにあわせた色帯を改め、スパークルドットを採用した。
30000A系は6両編成10本が本年度2022年度中に中央線に導入される予定。これにより万博開催期間中の中央線の車両を増やし、輸送力を増強する。万博終了後は谷町線に転属することが計画されている。
これとは別に、大阪メトロ初の新型車両となる400系が来年2023年4月に導入され、既存の20系と24系を更新する。このうち24系は他路線への転用が考えられている。
《関連記事》
・大阪メトロ中央線に「将来の谷町線用」30000A系導入 「万博」輸送力を確保
・大阪メトロ初の新型「400系」中央線に クロス席やUSB電源、自動運転実験にも対応