成田市東和田南部の区画整理事業の協力者が決定 隣接エリアに京成「新駅」構想



「(仮称)成田市東和田南部地区土地区画整理組合設立準備会」は6月26日に総会を開き、事業協力者として戸田建設を選定した。

東和田南部地区と吉倉駅の想定位置。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】

成田市の東和田南部地区はJR成田駅から東へ約1.5kmに位置し、成田空港にも近い。面積は約30ha。現在は山林で農地や宅地が点在している。

成田市総合計画「NARITAみらいプラン」第7次実施計画は、東和田南部地区で組合施行の土地区画整理事業を実施することを盛り込んでいる。東関東自動車道への設置が構想されているスマートICを活用した物流機能の強化や、空港周辺の産業促進に向けた都市基盤の整備を図る。

また、東和田南部地区東側の吉倉地区では京成本線の新駅「吉倉駅(仮称)」の整備を含むまちづくりも構想されている。成田市は2018年度に基本調査を実施。住宅エリアや医療産業を集積したエリアなどを設け、交通結節点として新駅を設置することを目指している。

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