貨物列車「通信障害」で遅れ バスの位置情報サービスやICカード決済にも影響



au携帯電話などの通信サービスを提供しているKDDIで7月2日未明、大規模な通信障害が発生した。この影響で鉄道など公共交通でも遅延などのトラブルが発生している。

JR貨物の貨物列車。【撮影:草町義和】

JR貨物は7月2日1時35分頃から、同社の貨物情報システムに障害が発生。この影響で駅での荷役作業が遅れ、貨物列車の遅延が生じている。日本郵便も7月2日、貨物列車の遅延などの影響で一部の配達に遅れが発生する恐れがあると発表した。

京成バスと小田急バスは、スマートフォンなどでバスの位置情報や遅延情報などを確認できるバスロケーションサービスなどで障害が発生。東京空港交通では交通系ICカードの利用による決済で不具合が発生した。

KDDIが7月3日11時時点で発表したところによると、11時頃には西日本エリアの復旧作業が終了する予定。東日本エリアは17時30分頃に復旧作業が終了する予定という。

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