ニュージーランド航空は6月29日、寝台席「エコノミー・スカイネスト」など新しいタイプの座席を提供すると発表した。2024年以降に就航予定のボーイング787-9「ドリームライナー」に導入される。
「エコノミー・スカイネスト」は超長距離路線で6人分を提供する計画。3段式の寝台を向かい合わせに配置し、日本の国鉄でかつて運行されていた3段式B寝台車に似た構造になる。ニュージーランド航空は「世界初の空飛ぶスリープ・ポッド」としている。
同社が2020年2月に発表した「スカイネスト」の概要によると、スリープ・ポッドの全長は200cm以上で、肩部分の幅が58cm以上。日本国鉄の3段式B寝台の場合、幅は52cmか70cmだった。このほか、新シート「ビジネス・プレミア・ラックス」やリニューアルした「ビジネス・プレミア」なども提供される予定。
ニュージーランドの航空は「睡眠や快適な空間がいかに重要かという大変多くのお客様からの声にお応えしたもの」としている。
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