大井川鉄道「隣の駅まで硬券」7月から限定発売 通常存在しない無人駅→無人駅も



大井川鉄道(静岡県)は「大井川鐵道ひと駅きっぷ」を発売する。隣の駅までの普通片道乗車券を硬券で発売するもので、7月から9月までの期間限定。

大井川鉄道の列車。【画像:m*p/写真AC】

発売区間は大井川本線・金谷~千頭の全20駅から隣の駅までの上下各19区間、全38区間。通常は常備の硬券が存在しない無人駅発→無人駅着の区間も発売される。大井川本線の硬券は地紋が緑色だが「ひと駅きっぷ」は紫色。発売額は150~230円。

発売期間は7月1日から9月30日まで。駅員がいる金谷・新金谷・家山・千頭の4駅で販売されるほか、期間中に運行されるEL列車「EL急行 かわね路号」の車内でもガイドが販売する。発売区間や発売日時は各区間ごと異なる。オンラインショップでは取り扱わない。各区間300枚、合計1万1400枚の限定販売で、売り切れ次第販売を終了する。実際に利用した場合、切符は回収される。

「ひと駅きっぷ」のイメージ。【画像:大井川鉄道】
「ひと駅切符」各区間の発売額や販売場所、発売日時など。【画像:大井川鉄道】

大井川鉄道は「無人駅間の硬券による普通片道乗車券の取り扱いはなく、貴重なきっぷが目白押し」とし、「ちょっとお出かけに実際使おう。いやいや、特別仕様だからコレクトしておこう。特に合格→門出は縁起がよさそうだからお守り代わりになるかなあ?」とアピールしている。

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