東武大師線「自動運転」新造車両の調査・設計へ 車上データ活用システムの開発推進も

東武鉄道は大師線の自動運転の検証について、本年度2022年度は新造車両の調査・設計などを実施する。同社が4月28日に発表した設備投資計画に盛り込んだ。

東武大師線の列車。【撮影:草町義和】

東武大師線では添乗員付き自動運転(GoA3)の実現に向けた検証を行うことが計画されており、東武鉄道と開発メーカーは車上カメラ・検知センサーで前方障害物を検知する試験を同社の訓練線で2021年度までに実施した。2022年度は引き続き前方障害物検知システムの検証を行うとともに、車上カメラ・検知センサーと新造車両の調査・設計を行う。

このほか新技術の導入関連では、車両の乗車率や車内温度、走行パターンなどのデータを把握、分析する車上データ有効活用システム「Remote」の導入を拡大。2022年度は500系4編成と50000系1編成に導入する。

車上データ有効活用システム「Remote」の導入イメージ。【画像:東武鉄道】

線路や電車線などを調べる装置やカメラを列車に搭載して施設の状態を管理できる「施設状態監視システム」や、AIを活用して線路や電気施設の最適な更新時期を解析する「施設データ管理システム」も、導入に向け調査・設計を行う。

また、電車がブレーキを使用した際に発生する回生電力の有効活用を行うため、電力回生インバーター置の導入を推進。2022年度は西新井変電所とふじみ野変電所への導入に向けて準備を進める。

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