京王電鉄「歩く防犯カメラ」導入 警備員がカメラ装着



京王電鉄は4月28日、ウェアラブルカメラを装着した警備員が5月1日から列車内や駅構内を巡回すると発表した。警備会社「ALSOK東京」と共同で実施する。

ウェアラブルカメラを装着した警備員の巡回イメージ。【画像:京王電鉄】

カメラを装着した警備員が巡回するのは、「京王ライナー」運行時の車内と「京王ライナー」停車駅。ほかにも新宿駅や渋谷駅、「朝ラッシュ重点駅」の笹塚・明大前・千歳烏山・下北沢・久我山各駅、車両基地がある桜上水・高幡不動・若葉台・富士見ヶ丘各駅を巡回する。

ウェアラブルカメラの装着イメージ。【画像:京王電鉄】

京王電鉄によると、撮影した映像データは警備目的の範囲のみで使用し、第三者には提供しない。取得した映像データから客個人を特定することもしないという。同社はテロ・暴漢への抑止力を向上させるとともに、非常事態発生時の早期情報の把握や客の被害回避・軽減に取り組むとしている。

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