京急電鉄1890番台「ル・シエル」愛称ラッピングが登場 隠された「LC」とは



京急電鉄は1000系1890番台に車両愛称「Le Ciel(ル・シエル)」のラッピングを施し、3月26日から運用を始めた。

ロング・クロス転換機構を備えた1000系1890番台「ル・シエル」。【画像:京急電鉄】

「ル・シエル」のラッピングが施されたのは、1891-1・1892-1・1894-1・1895-1号の4編成。2号車(品川寄り)と3号車(浦賀寄り)の海側側面を装飾した。青のグラデーションを用いることで「快適なアクセスや京急沿線の『空』の爽やかさ」を思わせるデザインにしたという。

1890番台は2021年5月にデビュー。1編成の車両数は4両で、車内にはロング・クロスシート転換機構を搭載したデュアルシートを配置し、京急電鉄の車両としては初めてトイレを設けた。座席指定列車「モーニング・ウィング号」や貸切列車などで運用されている。

1890番台の側面に施された「ル・シエル」のラッピング。【画像:京急電鉄】

京急電鉄は1890番台のデビュー後、車両の愛称を一般から募集。2021年12月、フランス語で「空(そら)」を意味する「ル・シエル」に決まった。愛称のラッピングには「空」をモチーフにしたシンボルが添えられており、ロングシートからクロスシートへの転換機構(Long→Cross)を意味する「LC」を「空」のシンボル内に隠し文字として入れ込んでいるという。

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