西武鉄道の旧2000系「最後の8両編成」4月に引退 ヘッドマーク掲出やツアーなど

西武鉄道は2000系の初期車両(旧2000系)のうち最後の8両編成として新宿線を中心に運行されている第2007編成が4月で引退すると発表した。3月29日から引退記念ヘッドマークを取り付けて運行するほか、4月には第2007編成の乗車ツアーを実施する。

旧2000系の第2007編成。【画像:西武鉄道】

ヘッドマークは3月29日から掲出。車体側面にも記念ステッカーを掲出する。「西武線アプリ」では3月29日から列車走行位置画面で第2007編成の走行位置をリアルタイムで確認できるようにする。

乗車ツアーは「ありがとう2007F乗車ツアー! 池袋から芦ヶ久保・そして拝島行!? 親子で一日満喫旅」(4月24日)と「さようなら2007F! ラストラン乗車ツアー to 横瀬車両基地」(4月26日)の2回、実施される。

4月24日の「親子」は、第2007編成で通常は運行しない西武秩父線などでの走行を親子で楽しめるツアー。正丸トンネルを通過する際には車内を消灯して「幻想的な走行」を楽しめるようにするほか、芦ヶ久保駅から拝島駅までの車内では第2007編成の歴史や豆知識などについての講話を行う。

4月26日「ラストラン」は、第2007編成に乗車できる最後のチャンスとなるツアー。新所沢駅から横瀬駅まで第2007編成に乗車し、その後、横瀬車両基地での第2007編成の撮影など、ツアー参加者限定のイベントを実施する。

旅行代金は「親子」が1組二人の場合で2万円。「ラストラン」は2万5000円になる。「西武線1日フリーきっぷ」 (ツアー当日限り有効)や乗車記念品として復刻版パンフレット、第2007編成のつり革(「ラストラン」のみ)などが付く。申込みは西武トラベルのウェブサイトで受け付けている。

引退記念ヘッドマーク・ステッカーのイメージ。【画像:西武鉄道】

西武鉄道の2000系は400両以上が製造された通勤電車。1977年から製造された旧2000系と1988年以降に製造されたイメージチェンジ車(新2000系)がある。同社の通勤電車はドアの数が片側3カ所だったが、各駅停車列車の乗降時間を短縮するため、西武の通勤電車としては初めて4ドアを採用。1編成の車両数は2・4・6・8両とバラエティに富んでいる。

近年は老朽化に伴う新型車両への更新で数を減らしており、旧2000系で8両編成のものは第2007編成の1本だけになっていた。

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