大阪モノレール線の延伸「追加新駅」詳細設計など着手 大阪府門真市が予算計上



大阪府門真市は来年度2022年度の当初予算案に、大阪モノレール線・松生町駅(仮称)の設置事業として1億7053万9000円を計上した。基本設計・詳細設計の業務委託料(1億3725万8000円)や設置負担金(3323万7000円)などに充てる。

大阪モノレール線の延伸区間(赤、駅名は仮称)。門真市~門真南間に新駅の松生町駅が追加される。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】

松生町駅は2029年の開業目指し工事中の大阪モノレール線の延伸区間に追加で設けられる新駅。門真市駅から約800mの位置に設けられる。

2019年3月に大阪高速鉄道(現在の大阪モノレール)が軌道事業特許を受けた時点では、大阪モノレール線を門真市駅から南へ8.9km延伸。門真南・鴻池新田・荒本・瓜生堂の4駅(いずれも仮称)を新設する計画だった。一方、門真市~門真南間の近くにあるパナソニック工場跡地に大型商業施設を整備する計画が浮上。門真市と守口市がこれを受け、大型商業施設の近くに駅を設けるよう大阪府に要望した。

2021年3月に大阪モノレール・大阪府・門真市・守口市が新駅の整備に基本合意。これに伴い都市計画の変更手続きが行われ、今年2022年2月17日付けで大阪モノレール線と関係道路の都市計画変更が告示された。

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