大井川鉄道のEL列車「家山の桜トンネル」で徐行運転

2022年3月7日

編集部

大井川鉄道（静岡県）は3月4日、家山駅付近の「桜トンネル」で電気機関車が牽引する客車列車（EL列車）の徐行運転を行うと発表した。

徐行運転は「家山の桜」が見頃を迎えるという3月下旬から4月上旬にかけ実施。家山駅付近には線路が桜並木で囲まれている部分があり、「桜トンネル」と呼ばれている。EL列車はこの「桜トンネル」周辺で徐行し、車内から桜を楽しめるようにする。

徐行運転を行うEL列車の運転日と時刻は次の通り。乗車には運賃のほかEL急行料金（500円）が必要だ。

●EL急行さくら13号（3月26・27日、4月3日）
新金谷10時38分→家山11時06分→千頭11時53分

●EL急行かわね路1号（3月19～31日、4月1～4・9・10日）
新金谷11時52分→家山12時25分→下泉12時45分→千頭13時09分

●EL急行さくら14号（3月26・27日、4月2・3日）
千頭14時10分→川根温泉笹間渡14時47分→家山14時59分→新金谷15時27分

●EL急行かわね路2号（3月19～31日、4月1～4・9・10日）
千頭14時55分→川根温泉笹間渡15時31分→家山15時44分→新金谷16時11分

大井川鉄道は蒸気機関車が客車を牽引するSL列車が有名だが、旧型の電気機関車が牽引するEL列車も運行している。大井川鉄道はEL列車に新しい観光価値を付加し、観光列車の価値向上に取り組むとしている。