JR東日本の食事付き観光列車「オンライン販売」4月分から チケットレスに対応



JR東日本と同社グループの旅行会社・びゅうトラベルサービスは2月28日、JR東日本の観光列車「のってたのしい列車」のうち、食事付きの列車の旅行商品をオンライン販売すると発表した。

JR東日本の観光列車「越乃Shu*Kura」。【撮影:草町義和】

オンライン販売の対象列車は、「TOHOKU EMOTION」(八戸~久慈)と「フルーティアふくしま」(郡山~喜多方)、「越乃Shu*kura」(1号車、上越妙高~十日町・越後湯沢・新潟)、「海里」(4号車、新潟~酒田)の4本。4月出発分以降を「のってたのしい列車予約サイト」で3月7日14時から販売する。

このオンライン販売はチケットレスに対応。対象列車の旅行商品を購入すると「デジタル乗車証」が発行され、スマートフォンなどでデジタル乗車証を駅員のいる有人改札口で掲示すれば乗車できる。スマートフォンなどがない場合は、デジタル乗車証の控えを印刷して提示する必要がある。

これ以外の「のってたのしい列車」(「越乃Shu*kura」3号車と「海里」1・2号車を含む)は、従来通り駅の指定席券売機やみどりの窓口、列車予約サイト「えきねっと」などで販売する。

びゅうトラベルサービスは旅行商品の販売について、同社の店舗「びゅうプラザ」からインターネット販売への切替を進めていた。2月28日の新潟駅店の閉店をもってびゅうプラザの全店舗が消滅した。

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