鉄道・運輸機構は2月1日、北陸新幹線・敦賀駅(福井県敦賀市)の新築工事でホームを覆う壁・屋根になる「旅客上家」の工事を開始した。
北陸新幹線の敦賀駅は島式ホーム2面4線の高架駅。ホームの長さは312mで、駅舎は高さが約37m、幅44mになる。
鉄骨造り2階建ての駅本屋(コンコース・駅務室など、約1万2000平方m)や鉄骨平屋建ての旅客上家(ホーム上の屋根・外壁、約1万2700平方m)、鉄骨造り2階建ての東口棟(駅舎東側出入口、約1200平方m)、乗換跨線橋(西側在来駅舎への連絡通路、約600平方m)などで構成される。完成は来年2023年9月頃の見込みだ。
北陸新幹線・金沢~敦賀間の延伸は2023年春の開業を目指して工事が進められていたが、加賀トンネルの盤ぶくれ対策で追加工事が必要になったのと敦賀駅部の工事の遅れを受け、現在は1年遅れの2024年春の開業を予定している。
《関連記事》
・北陸新幹線「越前たけふ駅」も外観完成 延伸区間唯一の「独立駅」
・相鉄・東急直通線「2023年3月開業」へ トンネルなど土木工事おおむね完了