北陸新幹線「越前たけふ駅」も外観完成 延伸区間唯一の「独立駅」



越前たけふ駅のイメージ。【画像:鉄道・運輸機構】

鉄道・運輸機構は8月10日、北陸新幹線・越前たけふ駅(福井県越前市)について、外部足場の解体に伴い駅の外観が姿を現すと発表した。

8月20日までの完了に向け、駅名標の設置と駅舎中央部の外部足場解体(一部除く)を進める。今後は内装工事や設備工事を進めていくという。

越前たけふ駅は2024年春に延伸開業する北陸新幹線・金沢~敦賀間の駅のうち、福井~敦賀間に設けられる駅。金沢~敦賀間では唯一の独立駅で並行在来線の駅に併設されない。相対式ホーム2面4線で、ホームの長さは312m。駅舎は高さ約21m・幅約35mだ。従来の仮称は「南越」だったが、今年2021年5月、JR西日本は開業時の駅名を越前たけふ駅にすると発表した。これに伴い、同音の福井鉄道・越前武生駅は名称を変更する予定だ。

福井県内の北陸新幹線の駅工事では福井駅も外観が姿を現しており、8月5日に駅名標の取付が行われた。

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