加悦鉄道「再現列車」3月28・29日でラストラン 閉園間近の加悦SL広場

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加悦鉄道線(1985年廃止、現在の京都府与謝野町)の車両や施設などを保存・展示している宮津海陸運輸の施設「加悦SL広場」(京都府与謝野町)が3月31日限りで閉園する。加悦鉄道の車両を使った「再現列車」運転会イベント(加悦鐵道保存会)も、3月28・29日が最後になる。

加悦SL広場で保存されている加悦鉄道の気動車キハ101。【撮影:草町義和】

3月28日の午後と3月29日の午前は、キハ101気動車を単独で運転。3月29日の午後は、DB201ディーゼル機関車とキハ101を連結して運転する。おおむね30分に1回の運転で、1回につき片道約100mの線路を1往復する。乗車に際しては広場の入場料とは別に1回会員券(100円)か1日会員券(200円)を購入する必要がある。

加悦SL広場は3月19日まで毎週火~木曜が休み。3月20日から閉園日の31日までは休まず営業する予定だ。ただし新型コロナウイルスの感染拡大に伴い休園する可能性もあるという。

加悦鉄道線は国鉄宮津線の丹後山田駅(現在のWILLER TRAINS=ウィラートレインズ、京都丹後鉄道の与謝野駅)と加悦駅を結ぶ区間が1926年、加悦鉄道(現在の宮津海陸運輸)の路線として開業。加悦駅とニッケル鉱山(大江山鉱山)を結ぶ専用線や、丹後山田駅と精錬工場を結ぶ専用線も整備され、鉱山から工場まで鉱石を運んだ。

1977年、加悦駅構内に加悦鉄道の蒸気機関車などを保存・展示する施設として加悦SL広場がオープン。鉄道の廃止後も加悦SL広場は引き続き営業し、1996年には大江山鉱山の駅跡地に移転した。

重要文化財に指定されている加悦鉄道の蒸気機関車2号機や、日本では唯一現存する片ボギー車両のキハ101、国鉄の旧型客車を改造したキハ08系気動車のキハ08 3など27両が保存、展示されており、一部の車両は実際に動かせる状態で保存されている。

技術継承が困難で車両の腐食も進んでいることから、宮津海陸運輸は今年2020年3月31日限りでの閉園を決めた。

加悦鉄道のDB201ディーゼル機関車。【撮影:草町義和】
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