相鉄・東急直通線「2023年3月開業」へ トンネルなど土木工事おおむね完了



鉄道・運輸機構、相鉄、東急電鉄の3者は1月27日、工事中の相鉄・東急直通線について、2023年3月の開業を予定していると発表した。

相鉄・東急直通線の羽沢トンネル(2020年3月)。【撮影:草町義和】

3者によると、トンネルや新横浜駅、新綱島駅の土木工事がおおむね完了。現在はおもに軌道・電気・駅舎建築と機械設備工事が行われている。これらの工事が完了したあと、鉄道・運輸機構が鉄道施設の検査を実施。相鉄と東急電鉄による乗務員の訓練運転と国土交通省による完成検査などが行われる予定だ。

相鉄・東急直通線は東急電鉄の日吉駅から新横浜駅を経由し相鉄の羽沢横浜国大駅を結ぶ約10kmの新線。鉄道・運輸機構が建設し、相鉄と東急電鉄が列車を運転する。相鉄・JR直通線の羽沢横浜国大~西谷間(2019年11月開業)と接続し、東急線~相鉄線の直通運転が行われる。

営業上は新横浜駅を境に日吉~新横浜間が「東急新横浜線」、新横浜~羽沢横浜国大~西谷間が「相鉄新横浜線」になる。開業すると、相鉄の二俣川駅から東急目黒線の目黒駅までの所要時間はいまより16分程度短い約38分に。東急線や相鉄線から新横浜エリアへのアクセスや東海道新幹線への乗り換えも改善される。

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