秩父鉄道「ICカード」3月12日から 27駅が無人駅に



秩父鉄道(埼玉県)は1月27日、交通系ICカード「PASMO」のサービスを3月12日の始発から全駅で開始すると発表した。「PASMO」のほか「Suica」など全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードも利用できる。

秩父鉄道の列車。【撮影:草町義和】

「PASMO定期券」「記名PASMOカード」「無記名PASMOカード」の販売も3月12日に開始。羽生・熊谷・武川・ふかや花園・寄居・長瀞・秩父・御花畑の各駅で対応する。紙の定期券と普通回数券は「PASMO」サービス開始誤も引き続き利用できる。

ICカード改札機のイメージ。【画像:秩父鉄道】
明戸駅の駅舎内。窓口営業が終了して無人駅になる。【撮影:草町義和】

これに伴い、旅客列車が停車する37駅のうち27駅の窓口営業が3月11日限りで終了し、無人駅に変わる。

無人化されるのは、西羽生・新郷・武州荒木・東行田・行田市・持田・ソシオ流通センター・上熊谷・石原・ひろせ野鳥の森・大麻生・明戸・永田・小前田・桜沢・波久礼・樋口・野上・上長瀞・親鼻・皆野・和銅黒谷・大野原・浦山口・武州中川・武州日野・白久の各駅。これらの駅は今後、係員が定期的に見回りを行う形になる。

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