近鉄の新型特急「ひのとり」80000系増備 名阪・阪奈「アーバンライナー」を置き換え



近畿日本鉄道(近鉄)は6月2日、大阪難波~近鉄名古屋間の名阪特急などで運用している新型車両の80000系特急型電車「ひのとり」について、現在の18両(6両編成3本)に加えて24両(6両編成4本)を増備したと発表した。6月13日以降、「ひのとり」で運転する特急列車を増やす。

近鉄の新型特急80000系「ひのとり」。【画像:近鉄】

6月13日以降の名阪特急は、平日に「アーバンライナー」の車両で運転している8本の列車を「ひのとり」に置き換える。これにより名阪特急の「ひのとり」の運転本数は1日につき上下計20本になる。

土曜・休日の名阪特急は、新型コロナウイルスの影響で運休している6本の特急の運転を再開。そのうえで、「アーバンライナー」で運転している特急10本を「ひのとり」に置き換え、上下計22本が「ひのとり」になる。

また、近鉄は本年度2020年度中に、大阪難波駅と近鉄名古屋駅毎時0分で発車する名阪特急のほか、停車駅の少ない名阪特急(平日15往復、土曜・休日19往復)をすべて「ひのとり」で運転するとしている。

大阪難波~近鉄奈良間の阪奈特急は1往復が「ひのとり」で運転されているが、6月15日から「アーバンライナー」の車両で運転している列車を「ひのとり」に置き換え、平日は2往復になる。土曜・休日は引き続き1往復のみ「ひのとり」の運転となる。

「ひのとり」のプレミアムシート。【画像:近鉄】