京成電鉄の日中特急は快速に、スカイライナー青砥駅「正式」停車 2月26日ダイヤ改正



京成電鉄は1月25日、ダイヤ改正を2月26日に実施すると発表した。スカイライナーの青砥駅への臨時停車を「正式ダイヤ」として組み込むほか、列車種別の変更などを行う。

青砥駅への停車が「正式ダイヤ」になるスカイライナー。【撮影:草町義和】

下りスカイライナーは京成上野発7~16時台の一部が青砥駅に停車。同駅での停車間隔はほぼ1時間で、4・8号車から乗車できる。上りスカイライナーも成田空港発10~18時台の一部の列車(ほぼ1時間間隔)が青砥駅に停車するほか、成田空港発20時30分以降のスカイライナーも青砥駅に停車する。ただし青砥駅から上りスカイライナーには乗車できない。

青砥発着のスカイライナー券は1月26日から、チケットレスサービスで前売券の発売を開始。2月26日からは駅のライナー券売機でも購入できるようにする。

また、成田空港発の上りスカイライナー最終列車「82号」の運転時刻を変更。成田空港発の時刻を20分繰り上げて23時00分にする。京成電鉄はこれにより夜間のスカイライナーの運転間隔を30分に統一して分かりやすくし、LCC深夜到着便の利用者の利便性向上を図るとしている。これに伴い、上りアクセス特急最終列車の運転時刻を繰り下げる。

北総線経由で運転されている朝の「臨時ライナー」は時刻を変更し、引き続き運転される。新ダイヤの時刻は印旛日本医大7時00分→京成上野7時46分。印旛日本医大発は5分遅く、京成上野着は5分早くなる。

スカイライナー以外の一般列車は、日中時間帯の本線の特急を快速に変更。特急通過駅における乗り換えの利便性を向上するという。下り快速特急は京成高砂駅で成田空港行きアクセス特急に接続。上りアクセス特急は青砥駅で京成上野行き快速特急に接続し、京成上野・日暮里~成田空港間の速達性を確保するという。

平日夜間の都営浅草線から京成成田方面へ向かう快速特急の一部は、種別を特急に変更。京成佐倉~京成成田間の各駅へ乗り換えることなく利用できるようにする。また、深夜に成田空港23時29分(土休日は23時30分)→宗吾参道23時44分(土休日は23時46分)の列車を増発。成田空港勤務者などのエッセンシャルワーカーを中心とした利用者の利便性向上を図るという。

成田空港発上り最終列車の京成高砂行き快速(成田空港23時03分→京成高砂0時10分)は、列車種別を普通に変更。京成高砂駅での都営浅草線方面最終列車との接続を図るため、各駅の発車時刻を繰り上げる。時刻は成田空港22時54分(土休日は22時53分)→京成高砂0時09分(土休日は0時10分)。この列車への連絡を図るため、東成田方面からの上り列車(芝山千代田発)も発車時刻を繰り上げる。

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