近江鉄道「蒲生新駅」利用者数や工事費など調査 医療施設の最寄駅



近江鉄道の列車。【撮影:草町義和】

滋賀県の東近江市は「(仮称)近江鉄道蒲生新駅設置検討業務」の一般競争入札(業務委託)を公告した。同市内にある医療センターへのアクセス向上を図るため、新駅の設置効果や課題などを調べる。

公告は9月1日付け。新駅の設置が想定される地域の現況調査や利用客数の推計、設置の効果や課題、概算工事費の算出などを行う。質疑提出はすでに締め切られており、東近江市は9月13日の14時以降に質疑回答をウェブサイトに掲載する予定。入札書の受付は9月17日17時までで、9月21日に開札の予定だ。履行期限は来年2022年3月31日。

近江鉄道本線の桜川~朝日大塚間。桜川駅から南へ約500mの場所に蒲生医療センターがある。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット編集部】

蒲生新駅は近江鉄道本線(水口・蒲生野線)の桜川~朝日大塚間に設けられる新駅の構想。近くには蒲生医療センターがある。現在の医療センターの最寄り駅は桜川駅で、同駅から徒歩15分程度かかる。東近江市は本年度2021年度の一般会計補正予算に調査費を盛り込んだ。

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