東武鉄道「DL大樹」会津鉄道の会津田島駅へ 営業運転での乗り入れは初



東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道の3社は1月20日、東武鉄道の「DL大樹」が会津鉄道の会津田島駅(福島県南会津町)に営業運転で初めて乗り入れると発表した。2月12日に運転される。

東武鉄道の「DL大樹」。【画像:東武鉄道】

「DL大樹」はSL列車「SL大樹」のけん引機をディーゼル機関車に変えたもの。2月12日の運転ではDE10形1099号機が客車をけん引する。運転時刻は次の通り。

●下り
下今市10時29分発→新藤原11時34分着・11時46分発→会津田島13時47分着

●上り
会津田島16時08分発→新藤原18時11分着・18時21分発→下今市19時10分着

乗車には東武トップツアーズやクラブツーリズムが企画したツアーに申し込む必要がある。クラブツーリズムが企画した「往復DL大樹で訪れる!冬の会津田島日帰りツアー」の場合、浅草駅から350形の臨時列車に乗って下今市駅に向かい、「DL大樹」に乗車する。旅行代金は大人1万6000円・子供8800円。

東武鉄道の蒸気機関車C11形325号機とディーゼル機関車DE10形1099号機は昨年2021年11月、会津田島駅での展示イベントの開催に伴い同駅に回送で乗り入れた。今回の「DL大樹」の会津田島駅への乗り入れは、これに続くものだ。

3社は「今後も『ディーゼル機関車と客車列車』の持つ魅力を最大限に活かして、栃木県と福島県を結ぶ鉄道ネットワークによる回遊性の向上ならびに沿線地域の活性化を図ってまいります」としている。

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