キハ40系「クルージングトレイン」引退へ 「リゾートしらかみ」の初代「青池」編成



JR東日本の秋田支社は12月22日、臨時列車などで運用している観光車両「クルージングトレイン」について、老朽化のため来年2023年3月末で引退すると発表した。引退を記念したツアーなどが行われる。

2023年3月末に引退する「クルージングトレイン」。【画像:JR東日本】

「クルージングトレイン」はキハ40系気動車のうち寒地向けで片運転台、デッキ付きのキハ48形を改造した観光車両。1997年、五能線の観光列車「リゾートしらかみ」の初代「青池」編成(4両)としてデビューした。2006年に1両減って3両編成に。2010年には「リゾートしらかみ」での運用を終了して現在の2両編成に組み替えられ、翌2011年から「クルージングトレイン」として臨時列車や団体列車で使われていた。

「リゾートしらかみ(初代青池)」→「クルージングトレイン」の改造車と同型のキハ48形500番台。【撮影:草町義和】

引退記念のツアーは日帰りで2023年3月4・5・11・12・19・21・25・26・31日に実施される予定。詳細は1月頃に改めて案内される。また、JR東日本の首都圏などの主要駅で記念ポスターが掲出される予定だ。

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