JR北海道のキハ183系「タイ」に到着 貸切列車などで運用へ



タイ国鉄(SRT)がJR北海道から譲り受けた気動車「キハ183系」などがタイ中部チョンブリ県のレムチャバン港に到着し、12月13日に報道関係者に公開された。

タイに到着したキハ183系。【画像:タイ国鉄】

レムチャバン港に到着したのはキハ183系0番台の17両と保線作業車3両の計20両。キハ183系は9両が運転台付きの先頭車(高運転台8両、低運転台1両)で、残り8両は運転台がない中間車だ。2017年に室蘭港の崎守ふ頭に搬入されてから動きがなかったが、今年2021年11月に貨物船に搭載され同港を出発。12月6日にレムチャバン港に到着した。

SRTは今後、キハ183系をマッカサン工場に搬入し、軌間の変更(1067mm→1000mm)やエンジン・変速機のオーバーホール、内装の改装など2年かけて改造する計画。貸切列車などで運用する方針だ。

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