川越・八高線「209系3100番台」本年度中に引退へ 「JR初」りんかい線の譲受車



JR東日本の大宮支社は12月10日、川越・八高線の209系3100番台が本年度2021年度中に運行を終了する予定と発表した。

川越・八高線の209系3100番台。【画像:MaedaAkihiko/wikimedia.org/CC BY-SA 4.0】

3100番台は2005年に8両(4両編成2本)がデビュー。おもに川越線・高麗川~川越間と八高線・八王子~高麗川間で運用されている。8両のうち6両は東京臨海高速鉄道から譲り受けたりんかい線の70-000形を改造し、残り2両を新造している。JRがJR以外の鉄道事業者から車両を譲り受けて導入したのは、これが初めてだった。

大宮支社は来年1月8・9日の計2日、「ありがとう!川越・八高線で愛されてきた209系3100代」と題したツアーを実施する。川越駅から「走行モーター音が良く聞ける車両」に乗車するほか、南古谷駅から車両基地の川越車両センターまで乗車。車両センター構内の入換体験や車庫内での209系3100番台の2編成を並べた撮影会を実施し、運転室に入ってブレー機器などに触れる「運転士気分」の体験も提供する。

ツアーの発売額は1万5000円で先着32人。ネットショップ「JRE MALL」の大宮支社ショップで12月17日10時から販売する。

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