秋田中央交通のICカードは「アキカ」来年3月導入、回数券は販売終了へ



秋田中央交通と秋田市は11月26日、来年2022年3月下旬に導入するICカードの名称を「AkiCA(アキカ)」に決め、カードのデザインを発表した。

「AkiCA(アキカ)」一般用カードのイメージ。【画像:秋田中央交通・秋田市】

「AkiCA」はJR東日本が地方公共交通向けに開発した「地域連携ICカード」の一種。JR東日本が展開している「Suica」の機能とポイントなど地域独自のサービスの機能を併せ持つ。

「AkiCA」の名称は「AKITA IC CARD」の文字を組み合わせたもの。ICカードは一般用カード「AkiCA」と高齢者コインバス事業専用カード「シニアアキカ」の2種類を発行する。一般用カードは「竿燈」のイラストを加えて「秋田らしさ」を表現。「シニアアキカ」は分かりやすいよう一般用カードと色違いにしたといい、秋田市が推進する「エイジフレンドリーシティ」のシンボルマークを加えた。

「シニアアキカ」のイメージ。【画像:秋田中央交通・秋田市】

秋田中央交通が運行する路線バスや秋田空港リムジンバス、秋田市中心市街地循環バスと秋田市マイタウン・バスに導入される。これに伴い「一日乗り放題乗車券」は紙の乗車券からICカードに移行。各種回数券は販売を終了する。

回数券の代わりになるICカードを使用したサービスの内容や具体的な日程は後日案内される。秋田市が実施している高齢者コインバス事業は2022年秋をめどに地域連携ICカードでの決済に切り替えられる予定だ。

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