秋田にもJR東日本「地域連携ICカード」進出 秋田中央交通が導入



秋田県中央部の路線バスを運行している秋田中央交通などが交通系ICカードを導入する。同社と秋田市、JR東日本は11月30日、JR東日本が開発を進めている「地域連携ICカード」を利用したIC乗車サービスの提供について合意したと発表した。

秋田中央交通のウェブサイト。

秋田中央交通が運行する秋田市内の路線バス、秋田空港リムジンバス、秋田市中心市街地循環バス、秋田市マイタウン・バスへの導入を予定。ICカードで運賃の支払いや定期券の利用ができるようになるほか、既存のスイカやスイカと相互利用できる交通系ICカードでも秋田中央交通の路線バスを利用できるようになる。

導入時期は2022年3月頃の予定。導入後はICカードによる乗降データを活用し、運行経路やダイヤの見直しを行うという。

地域連携ICカードは、JR東日本「Suica」(スイカ)をベースにしたICカード。スイカのサービスのほか、バスの定期券や各種割引などの地域独自サービスも利用できる。宇都宮ライトレールや岩手県交通、青森市営バスなど、北関東や東北の交通事業者を中心に地域連携ICカードの導入を決めている。