京成バス・JRバス関東・東武バスセントラルのバス3社とヴァル研究所は9月16日、高速バス「柏の葉・流山おおたかの森～東京駅線」を運行すると発表した。国土交通省に認可申請中で、認可されれば10月1日から運行する。
千葉県柏市内の柏の葉キャンパス駅や国立がん研究センターから東京駅に直通。運行便数は17便で、柏の葉・流山おおたかの森発が9便、東京駅発が8便だ。
時間帯によってルートが異なり、柏の葉・流山おおたかの森発は5～12時台の5便が国立がん研究センター発で柏の葉キャンパス駅や流山おおたかの森駅（流山市）などを経由。15～22時台の4便は柏の葉キャンパス駅発で国立がん研究センターなどを経由し、流山おおたかの森駅などは経由しない。
東京駅は7・9時台の2便が柏の葉キャンパス駅行きで、流山おおたかの森駅などは停車しない。13～21時台の6便は国立がん研究センター行きで、流山おおたかの森駅などを通る。
所要時間は柏の葉キャンパス駅西口～東京駅日本橋口間が1時間2分。国立がん研究センター～東京駅日本橋口は1時間10～40分程度になる。運賃は大人片道1000円で、ICカードも利用できる。
また、乗り継ぎ検索ソフト「駅すぱあと」のヴァル研究所が開発した、新しい座席予約システム「Sokko-bus」を導入。専用サイトにアクセスすることで運行中のバスの乗車状況をリアルタイムで確認でき、座席限定で予約もできる。各社はこれにより「満席で乗車できないかもしれない」という不安を解消するとしている。このほか、車内にトイレを設置。Wi-Fiも利用できるようにする。
この高速バスの並行路線になるつくばエクスプレス線（TX）の場合、所要時間は柏の葉キャンパス～東京駅間（秋葉原駅で山手線か京浜東北線に乗り換え）が40～50分台で、運賃は大人片道830円。座席予約サービスや車内トイレはない。車内Wi-FiはTXの車両の一部でサービスを提供している。
《関連記事》
・東京「都心部・臨海地域地下鉄」中央区が需要予測など調査費計上 銀座～臨海副都心
・京成「スカイライナー」乗ってみた 利用者「大幅減少」でも走る成田空港アクセス特急
※追記（2021年9月21日23時40分）：TXには車内Wi-Fiのサービスがないとしていましたが、実際は一部の車両で車内Wi-Fiのサービスを提供していました。編集部の確認不足によるものです。お詫びして訂正いたします。