西武球場前駅で「列車内テレワーク」40000系の座席機能を活用、観戦の前にお仕事



「WORKING TRAIN」で使われる40000系。【撮影:草町義和】

西武鉄道は10月7・8日の計2日、西武球場前駅(埼玉県所沢市)でテレワーク企画「WORKING TRAIN」を実施する。駅構内に車両を留置し、車内でテレワークができるようにする。同駅のそばにある西武ドーム(メットライフドーム)のフードエリアで9月14~16日にテレワーク企画が実施されたが、西武鉄道の車両を使って実施されるのは、これが初めて。

実施時間は13~17時で、40000系電車を使用。クロスシートとロングシートの両方に転換できるデュアルシート機能を活用し、ロングシート配置にして座席前に机を設置する。ドア間では一人か二人のみ利用できるようにして間隔をあける。車内ではWi-Fiが利用可能。10月7日の14時からはA4カラープリンターも利用できるようにする。

40000系のデュアルシート(ロングシート時)。「WORKING TRAIN」では座席前に机を設置する。【撮影:草町義和】
座席・机の配置イメージ。【画像:西武鉄道】

座席の設定数は65席。事前予約は不要で、利用料金は10分ごと110円、最大(4時間)1100円。支払いは「via-atアプリ」を使用したクレジットカード決済になる。

10月7・8日はメットライフドームでパシフィック・リーグ公式戦(埼玉西武ライオンズ対福岡ソフトバンクホークス)が行われる。15時45分に開場し、17時45分に試合開始の予定。「WORKING TRAIN」のあとに試合が行われる形になる。西武鉄道は「仕事が終わってから向かうと試合開始に間に合わない」「試合開始前に少しだけ作業をしたい」といった需要に応えるとしている。

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