西武40000系「抗菌・抗ウイルス」座席を導入 ウイルスの減少効果は?



西武鉄道は9月29日、現在増備が続く新型通勤車両「40000系電車」について、抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「CLEANSE(クレンゼ)」を座席シートに導入すると発表した。

40000系の第40156編成。【画像:西武鉄道】

10月2日以降に運用開始する予定の40000系の座席(座面・背もたれ)に、クレンゼを採用した抗菌・抗ウイルス仕様の座席シートを導入。本年度2021年度は計2編成(20両)が導入対象になる。抗菌・抗ウイルス加工を施した座席シートを導入している車両には、加工済みを示すステッカーを車内に掲出する。

抗菌・抗ウイルス仕様の座席シート。【画像:西武鉄道】

西武鉄道によると、クレンゼは口腔内の治療や洗浄時に使われる消毒薬をベースとした固定化抗菌成分「Etak(イータック)」を活用し、繊維表面に強力に固定化する加工技術。繊維上の特定のウイルスの数を99%以上減少させるという。

西武鉄道では昨年2020年、『ドラえもん』50周年記念のラッピング電車「DORAEMON-GO!」の座席にクレンゼを初めて導入した。

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