相鉄・東急直通線の新横浜駅「出入口」駅前デッキと接続 説明会は「動画」に



新横浜駅の地下1階(改札階)。写真奥の明るい部分に地上への出入口が整備される。【撮影:草町義和】

鉄道・運輸機構と相鉄、東急電鉄は、相鉄・東急直通線(2022年度下期開業予定)の新横浜駅に設ける出入口計画をまとめた。9月14日から「説明会」を実施する。

相鉄・東急直通線の新横浜駅は、JR東海道新幹線・横浜線の新横浜駅の北側にある環状2号線・新横浜駅入口交差点に設置。折り返し運転に対応した島式2面3線の地下ホームが設けられる。出入口は交差点の四隅にそれぞれ1カ所ずつ整備される計画だ。

相鉄・東急直通線の新横浜駅のホーム階。島式ホーム2面3線で列車の折り返しに対応している。【撮影:草町義和】
相鉄・東急直通線の新横浜駅と出入口の位置。【画像:鉄道・運輸機構、相鉄、東急電鉄】

このうち第1出入口は新横浜駅前デッキとも接続。階段とエレベーターで地下1階(改札階)・地上階・デッキ階を接続するほか、デッキの既設階段を撤去して地下1階とデッキ階を直結するエスカレーターも整備する。これにより旅客流動の円滑化を図る。

都市計画手続きとしての「説明会」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため説明動画を配信し、質問書を郵送・電子メールで受け付ける形で実施する。動画の配信期間は9月14日~10月15日。質問書の受付は第1次が9月14~21日(回答公表予定は10月1日)、第2次が9月22日~10月1日(同10月14日)だ。

相鉄・東急直通線は、相鉄線の西谷駅と東急線の日吉駅を結ぶ神奈川東部方面線のうち東急線寄りの区間。相鉄線寄りの西谷~羽沢横浜国大間は相鉄・JR直通線(相鉄新横浜線の一部)として整備され、2019年に開業した。

相鉄・東急直通線が開業すると、西谷~新横浜間が相鉄新横浜線、新横浜~日吉間が東急新横浜線となり、相鉄線と東急線の直通運転が行われる。

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