京都鉄道博物館でJR四国「藍よしのがわトロッコ」展示 「案山子」乗車、物産展も



京都鉄道博物館(京都市下京区)は2月20日から、本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアでJR四国のトロッコ列車「藍よしのがわトロッコ」の特別展示を実施する。

徳島線のトロッコ列車「藍よしのがわトロッコ号」。【画像:京都鉄道博物館・JR四国・JR西日本】

展示期間は2月20日~3月16日(休館日を除く)。京都鉄道博物館の「車両のしくみ/車両工場」エリア内にある引込線はJR西日本の営業用の線路とつながっており、2月19日の開館時間中に「藍よしのがわトロッコ」の2両編成(キクハ32-501+キハ185-20)が入線する予定だ。入線セレモニーは行わない。

車内には立ち入れないが、車外に設置したステップから「藍よしのがわトロッコ」の車内(キクハ32-501)を見ることが可能。ステップを設置した反対側の車外に沿線の風景を再現したパネルを設置し、実際の運行時に見られる車窓を演出する。車内には徳島県美馬市木屋平地域で作られたかかしが「乗車」し、記念撮影を楽しめるようにする。

このほか、展示期間のうち2月20・21日と3月14日の10~16時は、徳島県による物産展とJR四国によっるグッズ販売が行われる。

「藍よしのがわトロッコ」は昨年2020年10月から徳島線で運転を開始したトロッコ列車。車体は青をベースにしたデザインで、「Ai(藍)」の字体を阿波踊りに見立てたシンボルマークで装飾されている。京都鉄道博物館でJR四国の車両が展示されるのは、「瀬戸大橋アンパンマントロッコ号」「志国高知 幕末維新号」に続き3回目。