JR九州は9月10日、8月の大雨の影響で一部区間が運休している久大本線について、9月17日の始発から全線で通常通りの運転を再開すると発表した。全線の運転は36日ぶり。
同線は大分県内の日田~豊後森間25.6kmが8月12日から運休中。杉河内~北山田間の第10玖珠川橋りょうの線路にゆがみが発生し、豊後中川~天ケ瀬間の第4玖珠川橋りょうでも橋脚周辺の護岸が損傷した。
9月17日に日田~豊後森間の運転が36日ぶりに再開し、全線で始発から通常ダイヤに戻る予定だ。
再開初日の9月17日に日田~豊後森間で最初に乗車できる列車は、普通列車が豊後森7時15分発の久留米駅と日田7時18分発の大分行き。特急列車は豊後森9時35分発の博多行き「ゆふ2号」と日田9時08分発の別府行き「ゆふ1号」になる。
日田~豊後森間の代行バスは9月16日まで運転。博多~日田間で運転している臨時特急「ゆふ93・94号」も9月16日までの運転になる。特急「ゆふいんの森」「ゆふ」の指定席は9月11日9時から発売する。
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