きのくに線で「サイクルトレイン」実証実験、9月から 土曜・休日は終日持ち込みOK



きのくに線の普通列車。【撮影:草町義和】

JR西日本の和歌山支社は8月24日、紀勢本線(きのくに線)で「サイクルトレイン」の実証実験を行うと発表した。自転車を解体せず車内に持ち込める。

実証実験の期間は9月1日~11月30日。紀伊田辺~新宮間の普通列車に自転車を持ち込むことができる。持ち込み可能な時間帯(乗車時間)は平日が9~17時。土曜・休日は終日自転車を持ち込める。

追加料金や事前予約は不要。人数制限も設けてないが、車内の混雑の状況によっては自転車を持ち込めない場合もある。

和歌山県は「サイクリング王国わかやま」と題して自転車を活用した地域振興を行っており、自転車道の整備などを進めている。JR和歌山支社はサイクルトレインの実証実験を実施することで「『サイクリング王国わかやま』の環境をより充実させ、サイクリング推進によるきのくに線のご利用の促進を図る」としている。

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